日々の瀬戸内国際芸術祭の様子や瀬戸内のいいひと、いいこと、いいものをお伝えしていきます。

瀬戸内宝探し:豊島

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2009.06.07

人は人に魅せられて海を渡る。その②アフタヌーンバーHITAKI

午後ワインを飲む場所を探していて、思うような場所が無いので自分でつくってしまった女性、みどりさん。選んだ場所が豊島。もちろん、砂川さんに逢う機会を増やすため。

家浦港から歩いて2分ほどにあるアフタヌーンバーHITAKI。
HITAKIとは、ポリネシア語でカヌー製作を司る女神の名前らしい。豊島(てしま)の語源も、かつてポリネシアからこのあたりに人が移動してきたからかも、というのがみどりさんの説だ。

砂川さんが豊島について紹介する時、豊島の名前の由来については、みどりさんの説を紹介されていた。みどりさんにとって砂川さんはかけがいの無い人になっているように、砂川さんにとってもみどりさんの存在は大きくなっているようだ。

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窓から港が見えるワインバーHITAKI。夕方の時間が最高とのこと。
081219家浦漁船夕景色.jpg

豊島で家を貸してくれる方を探している時、たまたま知り合ったブログ仲間が豊島の方で、口添えしてくれたそうだ。念ずればかなう。

風が通るこの場所の居心地の良いこと。ワインにあう料理も用意されている。もちろん材料は豊島でとれた魚に野菜。砂川さんの畑でとれた野菜も度々登場する。


アースディで、産廃現場を砂川さんに案内して頂いた後、もっとお話を伺いたいと、HITAKIにお越し頂いた。

090607ak sunagawa in hitaki.jpg

その中で出た質問。

Q   :「豊島の方が最後まで一つになれたのは?」
砂川さん:「かかわった全ての人が損をしたからや」

損をしても活動を続けて来られた心の奥には、もっともっと奥深いお話があるはず。それを少しでもお聞きするためには、豊島通いをやめるわけにはいきません。

みどりさんの心を掴んで離さない砂川さん、そして豊島の人たちにお会いしたい時は、まずは、家裏港にあるアフタヌーンバーHITAKIへどうぞ。
こちらからもご覧ください。

★アフタヌーンバーHITAKI

営業時間毎週火・木曜日 13:30~17:00
アクセス豊島家浦港を降りて徒歩約2分 (家浦漁協「船玉さん」の隣り)
メニューワイン(赤・白・スパークリング計8種類以上)/ハーブウォーター(レモングラス・カモミール・ジャスミンetc.)/島産お総菜/島産豆腐のカルパッチョ/コジマさんの奥さんの作った米粉パン/琢三チーズ/豊島か小豆島産オリーブ/抹茶
価格帯300円~1,000円/品
ブログ「マロンの冒険」
お問い合わせ090-4336-3104


Posted by 明かり

2009.06.07

人は人に魅せられて海を渡る。その①アースディかがわin豊島

6月7日、アースディかがわin豊島 が開催されました。アースディとは、だれもが自由にその人なりの方法で、地球の環境を守る意思表示をする国際連帯行動です。それを香川でしかも豊島で開催することになったのは、高松市街地に住む一人の女性が、豊島を守る為に戦った一人の男性に出会ってしまったから。

今年82歳になる元廃棄物対策豊島住民会議議長 砂川三男さん。

1975年の豊島産業廃棄物不法投棄事件勃発時より島民の先頭に立って長年行政の厚い壁と戦い抜き、最終合意に導いた長老の一人。現在も、一人でも多くの人に豊島のことを知ってもらおうと「枕から頭が離れている間はみんなの役に立ちたい」と産廃見学ツアーのガイドを献身的に引き受けて下さっています。

その女性は、13年ほど前に砂川さんに出会って、砂川さんに惚れ込んで、砂川さんに逢う機会を増やすため、船でわざわざ通わねばならない高松市街から豊島へ行く理由を考え、その中で実行した一つがアースディ。今年で11回目を迎えます。

先日、アースディの打ち合わせに参加させて頂いたが、様々な想いを持って集まってくる方たちの意見を聞き、まとめ、事を進めていくのは並大抵のことではありません。2時間程度の会議からでもその大変さがひしひしと伝わってきます。そんなことを11年間も続けてこられるとは...。


当日は、風が爽やかな良いお天気。「お天気でよかったですね〜」と話しかけると、そんなお気楽な気持ちではすまないほどの心配を毎年されている。

「雨でも開催はできるけれど、霧だけが心配。霧が出たら船は全て運休になってしまい、島へ渡ることができなくなるから毎年心配で夜も眠れないの。でも、今年は、昨夕船長さんからこれだけ風が吹いていたら明日霧がでることは無い、と聞いたので、ゆっくり眠れました。」と笑顔で話されました。彼女の想いが通じるのか、これまで中止になるようなお天気になったことは無いそうです。

どうして、そこまでして砂川さんたちに逢いにくるのか?豊島に通い続けるのかと、お聞きしたところ、聞かせてくれた言葉が、「(産廃のことを)よくぞ声をあげてくれた、よくぞ言うてくれました。それだけです」。

その一言をお聞きして浮かんだのが、産廃現場の前に広がる青い瀬戸内の海。
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もし、あの時、豊島に住む方たちが、不法放棄に対して、「仕方ないわ」と諦めて(当時のお話を聞くと諦めても仕方ないと思えるほどの状況でした)声をあげてくれなかったら、今でも産廃の海岸から黒い水が流れ続け、瀬戸内海はもしかしたら死の海になっていたかもしれません。そして、海を通じて、瀬戸内海から取り返しのつかな無い問題を世界中へ流すことになったかもしれないのです。

瀬戸内海は瀬戸内に住む人の心の拠り所とも言える場所。その場所が世界に悪い影響を及ぼす場所になるなんて、あってはいけないことです。

豊島に訪れた何人かの人から同じようなことを聞きました。「ここは、いろんなものが凝縮された場所だ。」
良いことも、悪いことも、豊島で起こっている様々なことは、豊島に住む方だけのことではなく、瀬戸内に住む人、そして世界中の人々にとっても関わることなのです。


砂川さんに出会い、魅せられて豊島に通い続けられるあなたに私は魅かれてます。

もう一人、砂川さんに惚れ込んで、砂川さんに逢いたいため、豊島通いを始めた女性を紹介します。(つづきます。

Posted by 明かり